デモテープオーディションに合格するには?採用担当者に聞いた5つのポイント

作曲活動全般
ひよ作
ひよ作

こんにちは、ひよ作です。
作曲家になるための第一歩、デモテープオーディション。
私も沢山応募しました。
今回はどうすれば合格できるのか、抑えておきたいポイントをまとめましたので参考にしてみて下さい。

作曲家を目指すにあたって、まず最初の関門が作家事務所のデモテープオーディションですね。

まだ送っても返事をもらったことが無いというような人にとっては、非常に狭き門に感じると思います。
実際に狭き門なのですが、決して合格が夢物語というわけではありません。

今回はそんなデモテープオーディションにおいて、少しでも返事をもらう確率を上げる為、チェックしておきたい5つのポイントをご紹介しようと思います。

ポイント1 完成音源を送ること。言い訳はなし。

まず基本中の基本ですが、必ず完成音源を送りましょう

採用担当者はそのデモで実際にメジャーコンペの採用が取れるかという基準で判断します。
コンペの時はもっと頑張ります、みたいな姿勢は通用しないので注意しましょう。

もし自分がピアノしか弾けないからとしても、ピアノ+歌のみの音源を送るのはやめましょう。
(もちろんそういうコンセプトの曲なら1曲くらい入れても良いと思います。)

基本的には必要と思う全てのパートをちゃんとつくることが大事です。
リズム隊、コード楽器、ウワモノ、シンセ、FX、ボーカル(ハモり)など、その曲に必要だと思うパートは必ずアレンジしましょう。

パートによってクオリティの差が出るのは仕方がありません。
でも最初から諦めてピアノ弾き語りを送って、ストリングスが入る壮大なバラードをイメージして作りました、などと言い訳を添えても意味がありません。

受け取った側の気持ちになれば「いや、それならちゃんとアレンジして送ってこいよ」って思いますよね。

中にはアレンジャーになるつもりは無く、作曲家に絞って応募する人もいると思いますし、歌モノで一番大事なのは何と言ってもメロディです。

しかしだからといってアレンジがいい加減で良いかというと全くそんなことはありません。
昨今はアレンジをしない作曲家でも、ある程度のアレンジスキルは必須となっています。

採用担当者曰く実際に、ピアノだけ、みたいな感じで送られてくるデモテープも多いようです。
そういう音源は良し悪しを判断する前に、「こいつ舐めてんな」と思うそうです。

実力が伴わないことは仕方ありません。
しかし全力を尽くすことは非常に大切です。手を抜かず自分なりのベスト音源を送りましょう。

完成音源についてはこちらの記事でも触れています。

ポイント2 プロフィール・志望動機をちゃんと書く。

採用担当者に話を聞いたところ、プロフィールをしっかり書いてくるかどうかも大事とのことです。

まだ実績が無くて、音楽系の学校に行ったこともない、プロフィールに書くことなんて何もない、という人は志望動機をしっかり書きましょう。

なぜその事務所に応募するのか(好きなアーティストに提供実績がある、好きな作家がいる、など)、どういう音楽が好きでどういう作家になりたいなど、実績以外にも書くことは沢山あります。

採用担当者が探しているのは、一緒に働く人間です。
オーディションのプロフィールは、一般企業を受ける際のエントリーシートのようなものです。
毎日のように応募音源が届くそうですが、そういう視点が欠けている人が意外と多いとのこと。

楽曲だけ送っておしまい、というような態度だと採用する側も困りますよね。
しっかりとプロフィールを書いてくる=一般常識がある、一緒に働きたいと思っている、このことが伝わるだけでも大いにプラスになります

作曲家はアーティストとは違います。しっかりと意思疎通をしてクライアントの要望をクリアしていかなくてはいけません。
音楽ビジネスに携わる社会人としての最低限のことはクリアしていきましょう。

ちなみに、その事務所ならではの志望動機はかなり嬉しいそうです。
その事務所でしか扱っていないコンテンツやアーティストに関わりたいから、などの志望動機をしっかり書いて、この事務所だから入りたいんです!というメッセージを書いておけば、送られてきた方も悪い気はしません。
もしダメだとしても、惜しいぐらいのラインであれば返事をくれることもあるかもしれません。

私はそこらへんいい加減にして、面接の段階で「もう少しうちのこと調べといて」と言われてこともあります。なかなか気まずかったですね。。(そこは蹴りましたけど)

熱意だけで採用されるわけではありませんが、適当に送ってマイナス評価になるよりは、しっかりプロフィールを書きましょう。

また当然ですが、連絡先(メールアドレス、電話番号)はしっかり書きましょう!
単純に返事が出来ないですし、連絡がちゃんと取れない人とは仕事ができませんので。

ひよ作
ひよ作

プロフィールの不備で、あなたの才能がマイナス評価されるのは勿体ないです。
頑張りすぎる必要はないですが、最低限の情報はしっかり書いて送りましょう。

ポイント3 応募楽曲はジャンルのバリエーションをつける。

実際のコンペでは色んなジャンルの曲をつくる必要が出てきます。
自分の得意ジャンルに絞ることも不可能ではないですが、そう都合よく発注があるわけではありません。

やはり事務所としてはどんなジャンルでも曲を提出してほしいと思っています。
なのでなるべく様々なジャンルを送りましょう。

例えば以下のようなジャンルは良く発注が来るのでオススメです。

  • 四つ打ち・ダンス系
    アイドルを中心に男女共に需要があり、切ない系、元気系、どちらも良くコンペがきます。
    今売れているアイドルを研究すると良いと思います。
  • アニソン主題歌・キャラソン系
    非常に幅広いジャンルですので粗方はここに分類出来るかもしれませんね。
    バンド経験者はバンドサウンドにストリングスやブラスが追加されているジャンルは幅広く需要があるのでオススメです。
  • ソロシンガー系
    ソロシンガーはシンガーソングライターと違って作曲家を使うことが多いのでコンペもあります。
    R&B系で歌い上げられる曲は需要あるかと思います。
    仮歌は是非上手い人に頼みましょう。
  • バラード系
    永遠の鉄板ですね。最小編成のものから壮大なものまで、何でも需要はあるかと思います。
  • バンド系
    バンド出身で作曲家を目指す人も多いと思うので、そういう方には一番作りやすいかもしれないですね。
    ただガチのバンドからのコンペ発注はほぼ無いです。バンド系はやはりメンバーがつくる流れが基本です。
    やはり需要があるのはアイドルかアニメ関連でしょうか。
    ロック~ファンクまで幅広くて良いと思います。
  • オーケストラ系
    もし作れる人はやった方が良いですね。
    歌モノの事務所でもオーケストラ系出来る人は重宝されます。
    事務所によっては主題歌+劇伴でやってるところもありますし、音楽的なスキルがアピールできるのでインパクトはあると思います。

基本的には大体ここら辺かと思いますが、何でも良いといえば何でもいいです。

やはり歌モノ作曲家はどんなジャンルでも作れるというのがかなりのアドバンテージになります。

アーティスト活動をしてた人は戸惑うかも知れません。
しかしアイドルやアニソンを仮定すれば、どのジャンルもそれっぽい感じで大丈夫なので、幅広くつくって応募してみるのをオススメします。

ひよ作
ひよ作

とはいえ応募する事務所に明らかなジャンル特性があれば、それに絞るのは全然アリだと思います。
演歌専門の事務所にアイドルソング送っても意味ないでしょうから。。

ポイント4 仮歌を必ず入れる。ボカロはNG。

実際のコンペの場合、シンセメロで応募して良い案件は全体の1割も無いくらいかと思います。
ですので、仮歌入りの音源を作るというのはマストのスキルと言えます。

現在では仮歌を頼むのは非常に簡単ですので、必ず仮歌を入れて応募しましょう。
ココナラ を使えば、ネット経由でトラブルなく高品質な仮歌を普通に頼めます。

ツイッターなどで仮歌さんを見つけて直接連絡するのもアリですが、初めての人はココナラ がオススメです。
お互いのトラブルの可能性が非常に減ります。

実は私も使っておりまして、初めて頼んだ人で一発採用ありました。
その人には一度も会ったことありませんし、顔も本名も知りません。

サンプル音源を聴いて良いと思った人に頼むだけです。
大体相場はワンコーラス2000〜5000円程度ですね。

人によっては高いと感じるかもしれませんが、コンペに参加するようになれば基本的に毎回自腹で捻出しなければいけないお金です。
なのでこれが出せないとそもそもコンペに参加できません。。

作家事務所応募時の音源はそのままコンペに出すことも出来るので、お金をかけて仮歌を入れておいても無駄にはなりません。
上手い仮歌さんを入れればそれだけで採用の確率も上がりますので、是非挑戦してみましょう。

もちろん歌がそこそこ上手い人であれば自分で歌うのもアリだと思います。

ちなみにボカロは基本的にはやめた方が良いと思います。
実際のコンペにボカロで出すことはまずありませんし、仮歌を頼む環境、スキルが無いというのはマイナスになると思います。

ひよ作
ひよ作

最近話題になってるAIきりたんなら、もしかしたらありかもしれませんけどね。

ポイント5 応募は基本ネットで。ドロップボックスのリンクがオススメ。

ひと昔前はCDに音源を焼いて郵送がデフォルトでしたが、昨今はネット上で完結できる場合が多いと思います。
郵送の方が丁寧な気にもなりますが、受け取る側のことも考えると確実にネットが良いかと思います。

すぐ聴けますし、返事も出しやすいですよね。メルアドや電話番号を打ち間違える、というような凡ミスも防げます。

ちなみに音源の送付の仕方は応募要項に沿うのが基本ですが、もし特に指定がない場合はドロップボックスをお勧めします。

まずメール添付だと相手方のPC容量に負荷をかけます。数曲ぐらい大したことはないと思いがちですが、毎日のように応募が来るとなればかなり困ったことになります。
またギガファイル便などのストレージサービスでも良いですが、ファイル保存に期限があります。

採用担当者の確認が月1回、というようなことも考えられます。
その際にファイルが消えていたら全てが無駄になってしまいます。
ファイルが消えてました、なんて連絡はわざわざしてきません。

その点ドロップボックスなら安心です。
フォルダの共有リンクにしておけば、複数の事務所に使いまわせますし、楽曲の修正・更新も容易です。

これを機にドロップボックスを使ってみてはいかがでしょうか。

また、音源の形式はmp3(48.0kHz、320kbps)が良いでしょう。
wavなど非圧縮のものは音は良いですが、容量が大きすぎて相手側に迷惑なのでやめましょう。
実際のコンペでもmp3の提出になります。

ひよ作
ひよ作

ドロップボックスは自分の作品管理もオススメです。
出先で急遽自分の曲を聞かせるチャンスなどに遭遇した場合も、スマホですぐ最新の作品を聞かせることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

当たり前のことだと思った方も多いかと思います。
ただ、当たり前のことを当たり前にやるというのは実はかなりのアドバンテージになり得ます。

デモテープオーディションには毎日のように応募が来るそうですが、意外と基本的なことが出来てない人が多いそうです。

採用担当者が探しているのはビジネスパートナーです。
そのことを肝に命じてデモテープオーディションに挑戦しましょう。

  • 完成音源を送ること。言い訳はなし。
  • プロフィール・志望動機をちゃんと書く。
  • 応募楽曲はジャンルのバリエーションをつける。
  • 仮歌を必ず入れる。ボカロはNG。
  • 応募は基本ネットで。ドロップボックスのリンクがオススメ。
ひよ作
ひよ作

デモテープオーディションで最も大切なのは楽曲のクオリティです。
それは間違いありません。
ただ選ぶ側も人間です。どんな風に応募してくれたら採用する気になるか、相手の気持ちになって考えてみればまた違った結果が出るかもしれませんよ。

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