働きながらプロになる!兼業作曲家のメリットとデメリット

働きながらプロになる!兼業作曲家のメリットとデメリット 作曲活動全般
ひよ作
ひよ作

こんにちは、ひよ作です。
今回は、本業を別に持ちながら副業として作曲家活動をする、兼業作曲家のメリットとデメリットをご紹介します。
ひよ作は実際に兼業プロ作曲家として活動していますので、具体例の一つとして参考にして頂ければと思います。
(ひよ作は兼業作家なので、兼業のメリット多めです。。)

作曲家だけではなかなか生活が出来ないと言われる昨今ですが、実情はどうなのでしょうか。
私の周りを見ている限りでは、専業で食えないわけではないが相当な能力がないと厳しいという印象を受けます。

作曲家の仕事は事務所に入れば稼げるという類のものではないので、人生をまるっと賭けるにはそれなりの覚悟が必要です。
なので、可能性に溢れた若者ならともかく、そこそこの年齢になってしまうと、働きながら作曲家を目指す、という選択肢を考える人は多いのではないでしょうか。

専業か兼業か、どちらが良いかは人それぞれです。考え方や状況が違いますので。
なので今回は兼業作曲家である、ひよ作自身が感じたことを中心に、兼業作家のメリットデメリットをご紹介します。

兼業作曲家のメリット

メリット1 経済的な安定

作曲家が実際にどれくらい稼いでいるのかは、わからない人が多いと思います。
正直私も良くわかっていません。(人に年収を聞くのは難しいので。。)

ただ、何となくの推察と自分の印税その他を鑑みると、サラリーマン並みの年収を得るにはかなりの売れっ子になる必要がある、という感じだと思います。

また、作曲家活動は意外とお金がかかります。

初期投資として、PC、DAWソフト、オーディオインタフェース、MIDIインターフェース(鍵盤)、スピーカー、あたりは必須となります。
クオリティが高い音源を作るにはプラグイン類も随時買い揃えていかなくてはいけません。
楽器類も良いものが必要になってくるでしょう。

またランニングコストとして仮歌代が必須になってきます。
一曲につき3000円が毎回かかるとして、専業で月10曲くらいは書くかと考えると毎月3万円〜は必要になってきます。

アルバイトをしながら、家賃や生活費に加えて仮歌代となると結構な負担になります。
そもそも働くくらいなら曲を書きたいというのが専業なので、本末転倒にもなりかねません。

その点、本業である程度のお金を稼げる人はラクです。
必要な機材、プラグインは本業の稼ぎで買えるので、それだけクオリティの高いを音をすぐ手に入れられます。
仮歌代も負担にはならないでしょう。

ひよ作
ひよ作

お金で解決できることはすぐ解決できるのが兼業作家のメリットと言えます。

メリット2 ずっと続けられる

兼業作曲家は経済面でも精神面でも安定した状態で作曲家活動を続けることが出来ます。

プロを目指す若者が何歳までに結果が出なければやめる、みたいな話を聞きますが、兼業作曲家の場合はプロになれるまでずっと続けることが可能です。

そもそも作曲家としてちゃんと生活できるようになるには時間がかかります。
採用からリリースまでに数ヶ月~1年程度はかかりますし、印税が支払われるのはさらにその先です。

採用されても数曲くらいでは状況はほとんど変わりません。
大型のタイアップか国民的アイドル曲の表題とかなら多少は違うかもしれませんが。

またすぐに採用が取れる能力があれば別ですが、遅咲きの場合は成功出来るかわからない状況で頑張れる精神的強さも必須です。
基本的に採用が無ければ何もリアクションが無いですからね。。
何の成果も出てなくても、きっといつか役に立つと信じて曲を作り続ける力が必要です。(実際ストックは使い回せるので無駄にはなりませんよ)

なので専業の場合は結果が出るまでの時間を乗り切る環境が必須となってきます。
自分一人ではなかなか難しいと思いますので、周囲の協力が得られるかどうかが大きなポイントかと思います。

その点、本業が別にあれば、自分の力で何とか出来ます。
自分のやる気さえあれば、プロになるまで作曲を続けるのは簡単です。

普通の仕事はお給料という形で成果が目に見えるので、経済面はもちろん、精神的にも安定して作曲活動を続けられるでしょう。

ひよ作
ひよ作

長く続けられるということはそれだけプロになれる可能性が高くなります。

メリット3 作曲家になれなくても人生が破綻しない

私の所属事務所は専業作曲家が7割ぐらいでしょうか。
若い人はほぼ専業作家で、実家暮らしやバイトなどを駆使して頑張ってます。
みんなそれなりに採用を取っていますが、生活に余裕がある人は少ないようです。

若いうちはそれで全然良いと思うんですけど、30代、40代になった時、どれくらい稼げるようになっているのか、ちょっと心配になったりしてます。余計なお世話ですが。
実際、成功出来るんじゃないかなーと思われるレベルの人が、就職を検討したりしてたりもするので難しいところです。
ここはホントその人の考え方次第ですね。

もちろん才能に溢れてて今後も安泰だなという人はいますけどね。

作曲家はつぶしの効く職業ではありません。
もし作曲家を諦めた時、どう人生を歩んでいくのか。
現実問題として向き合わなければいけない問題だと思います。

まぁ音楽教室の先生、レーベルのスタッフなど、探せば働き口は無いわけでは無いので人生が破綻するというのは大げさだと思いますけど。

でも兼業の場合は、作曲家を諦めたら本業に専念すれば良いだけですから、やはり安定感はあります。

ひよ作
ひよ作

兼業作家はリスク無く作曲家が出来るのが大きなメリットになります。

兼業作曲家のデメリット

デメリット1 トップレベルの作曲家になるのは兼業だと難しい

ここまで兼業のメリットを書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。

それはやはり音楽に集中しきれないことです。

専業作曲家は兼業作曲家の数倍の時間を音楽活動に費やすことができます
同じ才能であれば伸び率は数倍の差になるでしょう。
結果が出る時間も全然違ってくると思います。

なので本気でトップレベルの作曲家を目指す人は、専業作家になった方が良いというのは確かだと思います。

実際に私も事務所の面接でそこらへんの方向性を問われたことがあります。
(ただその人は恐らく給料制のスタッフでしたが。。)

デメリット2 スタジオ現場はサラリーマンだとほぼ行けない

レコーディングやTDチェックなどのスタジオ現場は、基本的に土日平日昼夜問わずスケジューリングされます

なのでサラリーマンなど出社時間が決まっている仕事の人はかなり厳しいかと思います。
年に数回程度なら有給休暇などを駆使して乗り切れるかも知れませんが、採用が増えてくるとそうもいかないと思います。

一曲だけでも、以下のような複数回のスタジオ現場があります。

  • リズム隊レコーディング(ドラム、ベース、ギター)
  • ストリングスやブラスなどのレコーディング
  • ボーカルレコーディング(人数によっては複数日)
  • TDチェック

このくらいの案件は普通にあります。

ミニマムなものだと、全パート打ち込み、先方プロデューサーがボーカル録り、オンラインでのTDチェック、のようなものももちろんあります。
しかし少なくとも半分以上の案件は何かしらのスタジオ仕事が入ると考えて良いでしょう。

スタジオ現場に行けないとなると、アレンジの仕事を受けるのはなかなか厳しくなってきます。
この点も兼業作曲家がトップレベルになり辛い要因かと思います。

ひよ作
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ちなみにひよ作は本業で独立してるので、ここら辺はクリア出来てます。。

コンペで作曲採用のみ狙うならサラリーマンでも全然平気

しかし作曲のみの仕事ならサラリーマンでも全然大丈夫です。

アレンジを請け負わない場合のコンペ採用後の作業は、フルコーラスバージョンのデモ作成くらいです。
デモとメロ譜面、メロディMIDIあたりを送れば後は全部アレンジャーに引き継げます。

レコーディングやTDなども呼ばれませんし、ある日完成音源が送られてきて終了になります。

問題はコンペに出せるかどうかですが、それは頑張り次第でどうにでもなります。
仕事中に構想を練って、帰宅してから打ち込み作業、などで対応可能です。

コンペは大体一週間程度時間があります。最初はすごく短く感じますが、慣れてくると一週間長いなと感じてきます。
サラリーマンの方でも土日を挟めば提出するのはそれほど難しくないでしょう。

ここら辺はもう慣れなので粛々と曲を作っていきましょう

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回の話はあくまでひよ作目線で感じたことなので、正解ではありません。
人それぞれ事情があります。
あなたの人生はあなたのものですので、最終的には自分で決めるしかありません。

おそらくあなたがそこそこ若ければ事務所サイドは専業を勧めてくると思います。
もちろんそのこと自体は間違ってませんし、勧めた人もあなたのことを思って言ってくれているでしょう。
ただ一つ注意して頂きたいのですが、その人はあなたの人生に対して何も責任は取ってくれません
このことは忘れないようにした方が良いと思います。
自分がどんな決断をしようとも、その責任は自分自身で取る必要があります

ですので、専業で一か八かの賭けも良いですが、兼業というリスクヘッジ案もあるということを覚えておいて頂ければと思います。

兼業か専業かは一長一短です。色んな選択肢があることを踏まえて、自分なりのベストを選んでくださいね。

ひよ作
ひよ作

悔いの無い選択をしましょう!!

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